US出張報告
アメリカ
2024年5月26日
国内はもちろん、海外向けの企画提案には定評のあるFC PLANNING。
国内の客先と一緒にラウンドしたりもしていたけど、ダイレクトな反応がわかりづらい。
サステナブルやエコに関する流れは向こうの方が大分すすんでいるしその辺りの情報を掴んだり、国内外のトレンドって連鎖もする。
だったら自分たちで直接市場に乗り込もう。
そうして海外事業を立ち上げてからちょうど一年。
NY Garment district にあるボタンと針のモニュメント。
今までは黒いボタンだったのが2023年に黄色に新装された。
2020年以降のコロナの流行は世界的に人々の日常を大きく変えた出来事だったけど、この業界にとっても大きな転換点だったと思う。
小さなデザイナーズブランドが大きくあおりを受けたというよりは価格競争の厳しい中価格帯のブランドがどんどん厳しくなっていった。
NY Garment district にあるボタンと針のモニュメント。
今までは黒いボタンだったのが2023年に黄色に新装された。
あれから4年経って、景気は上向き傾向にあるというけどマーケットの様子は様変わりしている。
SOHOでも、サンタモニカのショッピングモールでもUS国内ブランドよりもヨーロッパの中メゾンブランドが目立つ気がした。
こうした時流は確実に僕らサプライヤーにも影響を及ぼしていて、今までは原綿の種類や組織加工で変化を持たせた提案でそれなりに決まってきた。
だけどリモートワーク等で在宅時間が長くなった今、正直ありとあらゆるブランドがカットソー生地を使ったホームウェアを作って市場にあふれている。
$25の中国製のスウェットと$250の日本製のスウェット、品質だけで日本製が手に取られるわけじゃない。
僕たちが独自の目線で続けてきた開発はこういう時に本領を発揮する。
海外への足掛かりがやっと見えてきた。
2024年は期待できる一年になりそうだ。
日本にとっての物づくりの強豪は何といってもイタリア。
ウールではとても難しいとされれいる白度も写真の通り。
他の色の発色も鮮やかだし、こういうのを見るとどういう技術を使っているのか??
探究心がうずうずするよね。
だけど、ピンチはチャンス。