スペイン・バレンシア市内から南に車で1時間半走ったバニェレス・デ・マリオラというところに紡績工場があります。日中の日差しは痛いくらいに強く、山の中にある紡績はソーラーシステムで稼働していました。
今回の訪問は一昨年からスタートしたハンモウ/オーガニックのトップシリーズの生産現場視察と今後の新しい素材開発です。
現在FCプランニングは約10tの杢糸を購入し販売していますがより販売力を増すために実際の現場を見てアパレルに訴求できればということでした。
現在使用している商品は16/1のハンモウ/オーガニックのTOP杢5色。
今期さらにもう1色足して販売拡大を目指しています。
この紡績は空紡の工場なの で細い番手は難しいのですが色目がとても良く、FCでは10年前からRECOVERやイタリアのMARCH&FILDIなども使用していましたが
工場自体がソーラーシステムを利用し紡績しているのでこちらに絞って進めてきました。
リサイクルポリエステルやリサイクルP/オーガニック、ハンモウなどいろいろできるので
今の時代に合っている工場です。
まさにこの紡績の糸の名前通り“ECO LIFE YARN”
今回はヘンプ混やジーンズのハンモウ、インディゴハンモウなどもサンプルを進める予定です。
エコベロやリサイクルリヨセルなども取り扱っているのでレディースなどもできると思います。
工場見学したときにすべての紡機ではないですがカンタム2が装備されていてコンタミネーションの心配も少ないと思いました。空紡でのカンタムは私も初めて見たのですが
工場自体もとてもきれいで管理されていたことに安心感を得ました。
現在問い合わせも多く追加発注している状態です。
ここまで来るのに3年かかりましたがやはり自分が何を売るべきかを考えやっていくことが大切だと感じました。
この紡績はとても前向きで来年には日本のサスティナブル展示会に出展するということです。今後もよい取り組みができればいいと思います。